【事例紹介】プログラミング生放送さん「LINEスタンプのデータをグッズに活かせないか考えていた」
STEERS(ステアーズ)を活用していただいたユーザーの事例を紹介する本企画。第4回目は、IT・開発系コミュニティとしてエンジニアやプログラマーから人気を集める「プログラミング生放送」。
近年では様々な企業とのコラボやタイアップ企画が目白押し。イメージキャラクターのプロ生ちゃん(暮井 慧)もステアーズの運営会社スパイスライフまで遊びにきてくれました!
IT開発のコミュニティとして全国各地で勉強会を開催
ーー本日はお忙しいなかお越しいただきありがとうございます。まず普段はどんな活動をされていますか?
「プログラミング生放送」で代表を務めるjz5です。今日はよろしくお願いします。主にIT開発のコミュニティとして全国各地でエンジニアやプログラマーが集まる勉強会を開催し、ネットで中継などもおこなっています。
この活動自体は2009年夏にスタート。今季で丸7年を迎えます。発足当初は知り合いを呼ぶ程度の小さな規模だったのですが、年々コミュニティが拡大。現在はアプリコンテストを開催したり、プログラミングコンテストの協賛をすることもあります。
「プロ生ちゃん」こと暮井 慧(くれい けい)はイメージキャラクターとして、プロモーションの面で今や欠かせない存在。
イラストをプロのイラストレータ―にお願いしていて、声優を上坂すみれさんが務めています。PC・スマホ用の壁紙やアイコンなどイラスト素材から音声データを含めて、ユーザーが自由にダウンロードして二次創作にも使えるようにしています。
暮井 慧(くれい けい) 都内の公立高校に通う高校生。部活は、情報処理研究会。身体を動かすのも好きで、気が向いたときはなぜか体育会系の部活に混ぜてもらっていろんなスポーツをすることも。プログラミング生放送のキャラクターとして活動中!
ニコニコ超会議や企業タイアップ企画を展開!
ドワンゴさんに声を掛けていただいて、「ニコニコ超会議」の第1・2回目に参加。そのコンテンツのひとつとしてIT勉強会をおこなったこともあります。
今年4月に参加したイベントでは、錦糸町のタクシー会社「互助交通」とコラボ。コスプレイヤーさんも呼んで、プロ生ちゃんに扮してもらいました。オーダーメイドで作ったオリジナルの衣装を現在、無料でレンタルしています。
つい先日は、秋葉原のタコス屋BLAISEで購入者にプロ生ちゃんコースターをプレゼントする企画をおこないました。
6月26日からは西荻窪のパインラーメン屋パパパパパインとコラボしています。プロ生ちゃんの好物がパイナップルなんですよ。のんびり準備していたら1年ぐらいかかってようやく実現した企画。ラーメンもおいしいのでぜひ足を運んでみて欲しいですね。
Tシャツに関して言えば、デザインコンテストも開催しています。イベントのときにはオリジナルのTシャツを着ていたほうが、仲が深まりますし、ファンの方からデザインを募集してみんなで盛り上げていきたいと考えていました。
Tシャツを通してコミュニティを盛り上げたい
ーーステアーズを利用していただいた理由、 使ってみた感想を教えてください。
プログラミング生放送のコミュニティを盛り上げるためにいろいろなグッズを作りはじめたのですが、そもそもTシャツを工場で大量生産することは考えていなくて。サイズ違いをそろえたりするとコストが大幅にあがったり、在庫のリスクも考えるとハードルが高い。
ですので、もともとはステアーズ以外の少数生産向けのTシャツ作成サイトを利用していたのですが、新たにローンチされたサービスということで試してみようと思いまして。
ステアーズは最低販売枚数が3枚と制限があります。その分、他社に比べて値段設定を安く作れるところが気に入りました。
たとえばイベントのときに自分が着る用と参加者へのプレゼント用、見本や物販用として3枚ぐらいみずから購入してしまってもいいかなと思います。
LINEスタンプのデータをほかに活かしたい
ステアーズでは、これまでに4種類作りましたが、いま着ているTシャツはITエンジニアに向けたプロ生ちゃんのLINEスタンプを活かしたものです。
背中にQRコードが入っていて、完全にイベント時の宣伝用ですね(笑)。
とはいえ、せっかく用意したLINEスタンプのデータを、何かほかのグッズにも使えないのか考えていたところ、その選択肢としてTシャツがありました。印刷も見越して少しスタンプデータを大きめで製作していました。今後はスタンプを並べたバージョンも発売予定。
ステアーズはデータの入稿がとにかくサクサク出来るので、とても便利だと思いました。その反面、色違いとかまったく同じものを作ろうとすると、ブラウザ上での操作となるので少しズレることも懸念されます。
普段はTシャツ以外のグッズも作っていて、カチッとした入稿形式に慣れているのでそのあたりが少し気になりましたね。
プロ生の認知度を高めていきたい
ーーこれまでプログラミング生放送の活動を7年間も続けてこれた理由、今後の活動や展開を教えてください。
ほかの勉強会だとテーマが固定なことが多く流行り廃りがあると思いますが、うちは良い意味で何でもアリ。楽しくやるのが1番です。だからこそ、7年間も続けてこれたのかもしれません。
もともとプロ生はふわっとしたコミュニティと言いますか(笑)。ニコニコ動画のなかのコミュニティ機能のひとつだったんですよ。会員が集まって掲示板を作ったりできるのですが、そこで私個人が「プログラミング生放送」をはじめたカタチ。
今ではニコニコのみならず、そこから離れた活動もしているのですが、設立当初の印象が根強く残っているのか「ニコ生」ちゃんと間違われることもあります。活動内容を含め、正しい情報で認知度を高めていきたいです。
プロ生のための法人を設立
じつは今年からプロ生のための法人(合同会社プロ生)を設立しました。活動の幅を広げて認知度を高めていくためには、やはり会社として動いたほうが信頼されますし、新たな仕事を作りやすいんですよ。
特に今後はプロ生・プロ生ちゃんの対象を広げたい。これまで、おおまかに分けると、「開発者」「クリエイター」「一般」の3つを軸に動いています。
たとえば「開発者」向けなら、gihyo.jp(技術評論社)でプログラミングの記事をプロ生ちゃんが書いていたり、「クリエイター」向けなら素材を無償で提供して3Dモデルや映像制作に活かしてもらったり……。「一般」向けは、グッズや漫画などを展開しています。
現在は若い男性のファンが中心です。今後は、別の層にもリーチできるコンテンツを作っていきたい。
二次創作でTシャツを作ってもOK
プロ生ちゃんの権利もいったん会社に帰属させてありますが、とはいえご安心ください。今までと変わらず、皆様には自由に使っていただいて構いません。
たとえば、いまはプロ生ちゃんの公式でTシャツを出していますけど、サイトから素材をダウンロードして二次創作したTシャツを皆様がステアーズから販売しても全然OKです。
どうぞ引き続き、プログラミング生放送をご愛顧いただければと思います。